自治体や公園のイルミネーションは、飾る場所を決めるより先に、予算要求と調達の方法を決めることになります。来年度の予算要求はこの秋、発注は春から夏、点灯は11月。1年前から動くのが普通です。当店ルミレントには、予算要求の時期に自治体のご担当者から「金額の根拠がほしい」というご相談が届きます。商品代は税込で全商品の価格を公開しています。この記事では、予算要求のスケジュール、入札とリース、市民ボランティアでの設置、安全の4つを順に説明します。

予算要求のスケジュール。点灯の1年前から動く
自治体のイルミネーションは、点灯の1年前の秋に予算要求、春に公告、夏に契約、11月に点灯という流れが多いです。規模の大きい事業は4〜6月に公告して6〜7月に契約、中小の事業は7〜10月に公告して秋に契約という違いがあります。予算要求の段階で要るのは、商品代の根拠です。当店は全商品の価格を公開しているので、商品ページの価格と数量を掛けた金額を、そのまま要求の根拠にできます。
| 時期 | やること | 当店で用意できるもの |
|---|---|---|
| 前年の9〜11月 | 予算要求。飾る範囲と数量を決め、商品代と作業費の目安を出す | 品番・数量・単価の見積書(参考見積) |
| 4〜7月 | 仕様書を作り、公告・入札・契約 | 仕様書に書く商品の規格(球数・長さ・防水の等級) |
| 8〜10月 | 受託者が資材を調達。足りない分をリースか購入で揃える | 数量表からのお見積り・納期の回答 |
| 11月 | 取り付け・点灯式 | 納品書(品番・数量) |
| 1〜3月 | 撤去・資材の数量報告・実績報告 | レンタル品の返却受付・数量の控え |
商品代の目安を先に押さえるなら、ストレートライトは3,850円から、ネットライトとカーテンライトは18,150円から、ストリートモチーフは29,150円からです。駅前の並木12本と植え込み30mを飾る規模で、商品代は200万円前後になります。構成の例は自治体・観光協会のページと公園・広場・駅前のページにあります。
入札とリース。仕様書の「不足分はリースまたは購入」
自治体のイルミネーション業務の仕様書には、「市が保有する資材を使用し、不足分は受託者がリースまたは購入により調達する」という趣旨の一文がよく入っています。この書き方にしておくと、年度ごとに飾る範囲を変えても、資材を買い増さずに済みます。受託した施工会社は、足りない分を当店のレンタルで揃えられます。レンタルの流れは施工会社向けの記事と機材レンタルのページにまとめています。
仕様書に商品の規格を書くときは、「LEDストレートライト 100球・長さ約9m・屋外用」のように、球数・長さ・屋外で使えるかを書くと、どの会社が受けても同じ品質で揃います。商品ごとの規格は商品ページに載せています。取り付けまで含めて相談したい場合は、イルミネーションの施工・設置業者のページからどうぞ。取り付けは提携の施工会社が行い、現地確認と作業費の見積もりは施工会社が出します。

市民ボランティアで設置する。分ける範囲を先に決める
公園や駅前の飾り付けを、職員や地域のボランティアの皆さまで取り付ける自治体は多いです。うまくいくコツは、「脚立で届く範囲」と「届かない範囲」を先に分けることです。
- 脚立で届く範囲(植え込み・低木・手すり・花壇)は、ボランティアの皆さまで取り付ける。電源付きの商品はコンセントに差すだけで点く
- 高所(並木の高い枝・街路灯の上部・橋の欄干の外側)は、提携の施工会社が高所作業車で取り付ける
- 作業の日は、商品を場所ごとに分けて箱に入れておく。箱に「場所名」と「本数」を書いておくと迷わない
- 点灯の試験は作業の当日に。消えている箇所はその場で交換する

ボランティアで取り付ける場合も、商品の数量と品番は当店の納品書で揃うので、撤去後の資材の報告はそのまま作れます。道路や公園に面した場所で作業する日は、道路の使用や公園の占用の届け出が要ることがあります。届け出は、設置する自治体の担当課か施工会社が出します。
安全。通行・電源・風の3つ
公共の場所は不特定の人が近づくので、安全の確認は通行・電源・風の3つに絞ると漏れがありません。
| 確認すること | やること |
|---|---|
| 通行 | コードを歩道の床に這わせない。横断が避けられない場所はコードカバーで覆う。低い枝のライトは、歩く人の目の高さに光が直接入らない向きにする |
| 電源 | 屋外用の商品と防雨型の延長コードを使い、接続部は地面から上げる。電源のない場所はソーラーライト(3,080円から)か、施工会社が仮設電源を手配する |
| 風 | 面で風を受けるネットライトとカーテンライトは四辺を止める。強風の予報があるときは一時的に外す判断を、担当課と施工会社で決めておく |
屋外の固定と防水の確認は屋外の設置チェックリスト12項目にまとめています。LEDは発熱が小さく、ストレートライト100球は約6Wです。電気代は電気代の計算ツールで本数から試算できます。
橋・庁舎・シンボルツリー。場所ごとの向き不向き
自治体の飾り付けで多いのは、駅前の並木、庁舎の前の広場、公園のシンボルツリー、橋の欄干の4つです。場所ごとに合う商品と注意点が違います。
| 場所 | 合う商品 | 注意点 |
|---|---|---|
| 駅前の並木 | 幹と枝にストレートライト(3,850円から)、足元にネットライト(18,150円から) | 樹木の管理者(公園課・道路課)に、幹に巻く許可を取る。樹皮を傷めない結束にする |
| 庁舎の前の広場 | 植え込みにネットライト、入口の両脇にストリートモチーフ(29,150円から) | 夜間に無人になる場所は、タイマーで消灯の時刻を決めておく |
| 公園のシンボルツリー | 幹と枝にストレートライトを本数多く、足元にモチーフ(6,600円から) | 高さがあるので高所作業車が要る。提携の施工会社が取り付ける |
| 橋の欄干 | 欄干に沿ってストレートライトを連結、外側につららライト(11,000円から) | 川に面した外側は風が強い。固定を増やし、落下防止のワイヤーを足す。橋の管理者の許可が要る |
公園・広場でよく使う商品と数量の例は公園・広場・駅前のページにあります。どの場所も、全部を飾るより1か所に数量を集めたほうが、同じ商品代で写真に残りやすくなります。
補助金と翌年度の記録
自治体が商店街や観光協会に出す補助金、都道府県が市町村に出す補助金があります。制度の一覧と、交付決定前に発注しないなどの決まりは商店街・自治体のイルミネーション補助金ガイドにまとめています。翌年度の予算要求では、今年の納品書と点灯中の写真が根拠になります。当店の注文履歴は品番と数量がそのまま残るので、翌年の数量の見直しに使えます。
相談から点灯までの進め方
- ご相談フォームかお電話で、飾る場所と時期、予算要求か発注かの段階をお知らせください。現地の写真は確認メールへの返信で送れます。
- ライトの種類と数量を提案し、品番・数量・単価を書いた見積書をお送りします。予算要求の参考見積としてお使いいただけます。
- 取り付けをご希望なら、提携の施工会社が現地を確認して作業費を見積もります。
- 商品は当店から発送し、取り付け後に点灯します。納品書は資材の報告にそのまま使えます。
見積書・請求書・納品書を発行し、請求書払いに対応しています。都道府県ごとの気候と補助金、届け出の窓口は都道府県別のページにまとめています。
よくあるご質問
予算要求の参考見積だけ出してもらえますか
はい。飾る場所の写真と、おおよその範囲をお知らせいただければ、品番・数量・単価を書いた見積書をお送りします。作業費は施工会社の現地確認のあとになります。
入札で落札した施工会社がレンタルを使えますか
できます。受託者が足りない資材をレンタルで揃える形で、数量表からお見積りします。お届け先は現場でも受託者の倉庫でも構いません。
職員だけで取り付けられますか
脚立で届く範囲なら、職員やボランティアの皆さまで取り付けられます。高所作業車が必要な箇所は、提携の施工会社が取り付けます。
点灯期間が2月までですが、レンタルできますか
レンタルの期間は最長3ヶ月で、商品が届いた日から数えます。11月中旬から2月上旬までなら「11月10日ごろに届けて3ヶ月」で収まります。それより長い場合は購入をおすすめします。
※画像はイメージです